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オンラインの脳テストは正確なのか
平均すれば正確なものもあります。単純反応時間は自分のスマホで3週間、0.83の信頼性に達し (Van Patten et al., 2021)、短いスマホのテストを平均すると0.97以上になりました (Sliwinski et al., 2018)。一方、ストループコストやフランカーコストのように、実験室でも弱いままのものもあります (Hedge et al., 2018)。
信頼性とは何か、ひとつのイメージで
50人が今日と来週、同じテストを受けるところを想像してください。今日スコアが高かった人が来週も高く、低かった人が低いままなら、そのテストは信頼できます。研究者はこれを再検査係数でまとめます。多くは級内相関係数で、純粋なノイズなら0、順位が完全に安定していれば1です。
信頼性は、ふだんの意味での正確さとはちがいます。とても信頼できるのに、ごく狭いものしか測っていないテストもあります。けれども信頼できないテストは、ひとりの人についてほとんど何も教えてくれません。明日もう一度受けたらスコアが変わってしまうからです。
課題ごとの信頼性
下の数字は、発表された再検査研究からとったものです。すべてがこのサイトのゲームと同じ形式というわけではないので、元の課題の名前を示しています。
| 課題 | 信頼性 | 条件 |
|---|---|---|
| 単純反応時間、実験室 | 0.83 | 成人48人、週1回3セッション (Woods et al., 2015b) |
| 単純反応時間、自分のスマホ | 0.83 | 成人55人、週1回3セッション (Van Patten et al., 2021) |
| Go/No-Goのお手つきエラー | 0.76 | 実験室、2セッション (Hedge et al., 2018) |
| スマホでの衝動コントロール | 0.68から0.80 | 時間、次に総合スコア (Van Patten et al., 2021) |
| スマホでのワーキングメモリ | 0.88 | 総合スコア、3週間 (Van Patten et al., 2021) |
| Trail Making A、コンピューター版 | 0.87 | 成人50人、3セッション (Woods et al., 2015c) |
| コルシ・ブロック範囲、コンピューター版 | 0.85 | 若い成人、20分間隔 (Morawietz et al., 2024) |
| ストループコスト | 0.60と0.66 | 実験室研究2件 (Hedge et al., 2018) |
| フランカーコスト | 0.40と0.57 | 実験室研究2件 (Hedge et al., 2018) |
信頼性のパラドックス
ストループ効果とフランカー効果は、心理学でもっとも確かな結果のひとつです。ほぼ全員にこの効果が出ます。それこそが、ひとりの人を測るうえでの問題です。全員がほぼ同じ効果を示すと、人と人の差は日々のノイズにくらべて小さくなり、セッションごとに順位が保たれません。
ヘッジ、パウエル、サムナーは7つの古典的課題を調べ、0から0.82という信頼性を見つけました。これほど広く使われている課題としては意外なほど低い値です。そして、その原因は測定のまずさではなく、人と人のあいだのばらつきの小ささにあることを示しました (Hedge et al., 2018)。スコアをつけるアプリへの教訓は単純です。安定するものをスコアにし、残りはゲームとして楽しむことです。
端末でスコアが変わる
オンラインのテストは、だれも管理していない機器の上で動きます。一般的なタッチスクリーンは50から200 msの遅延を加えます (Van Patten et al., 2021)。TestMyBrain.orgを訪れた59,587人では、年齢、性別、学歴を考慮しても、モバイル端末、とくにAndroidスマホの人はパソコンの人より反応速度テストで遅い結果でした (Passell et al., 2021)。スコアは、似た端末でとったスコアとしかくらべられません。
練習は最初のセッションをかさ上げする
テストをくり返すとスコアは上がります (Scharfen et al., 2018a)。ワーキングメモリのテストを扱った68の研究では、1回目から2回目の伸びは標準偏差の約4分の1で、スコアは4回目まで上がりつづけました (Scharfen et al., 2018b)。最初の何回かで大きく伸びるのは、ほとんどがテストに慣れたためです。
平均をとることは大いに役立ちます。スマホで短いテストを何度も受けた成人219人では、平均スコアの信頼性が0.97以上に達し、実験室での評価にひけをとりませんでした (Sliwinski et al., 2018)。
Headgameはこれをどう考慮しているか
カードがスコアにするのは、それ自体、または近い元の課題の信頼性が高いとわかっている課題だけです。単純反応時間、シュルテのグリッド、シーケンス記憶、チンパンジーテスト、Go/No-Goです。ストループとフランカーはフリープレイのままです。各ステータスはひと朝ではなく、その週のベスト2セッションを平均し、アプリは画面の種類を補正します。方法の全体はサイエンスのページにあります。
出典
- Van Patten R., Iverson G.L., Muzeau M.A., VanRavenhorst-Bell H.A. (2021). Test-retest reliability and reliable change estimates for four mobile cognitive tests administered virtually in community-dwelling adults. Frontiers in Psychology 12, 734947. PMC8566921. doi.org/10.3389/fpsyg.2021.734947
- Sliwinski M.J., Mogle J.A., Hyun J. et al. (2018). Reliability and validity of ambulatory cognitive assessments. Assessment 25(1), 14 to 30. PMC5690878. doi.org/10.1177/1073191116643164
- Hedge C., Powell G., Sumner P. (2018). The reliability paradox. Behavior Research Methods 50(3), 1166 to 1186. PMC5990556. doi.org/10.3758/s13428-017-0935-1
- Woods D.L., Wyma J.M., Yund E.W., Herron T.J. (2015). The effects of repeated testing, simulated malingering, and traumatic brain injury on high-precision measures of simple visual reaction time. Frontiers in Human Neuroscience 9, 540. PMC4637414. doi.org/10.3389/fnhum.2015.00540
- Woods D.L., Wyma J.M., Herron T.J., Yund E.W. (2015). The effects of aging, malingering, and traumatic brain injury on computerized Trail-Making Test performance. PLoS One 10(6), e0124345. PMC4465490. doi.org/10.1371/journal.pone.0124345
- Morawietz C. et al. (2024). Consistency of spatial ability performance in children, adolescents, and young adults. Frontiers in Psychology 15, 1365941. PMC10938598. doi.org/10.3389/fpsyg.2024.1365941
- Passell E., Strong R.W., Rutter L.A. et al. (2021). Cognitive test scores vary with choice of personal digital device. Behavior Research Methods 53(6), 2544 to 2557. PMC8568735. doi.org/10.3758/s13428-021-01597-3
- Scharfen J., Peters J.M., Holling H. (2018). Retest effects in cognitive ability tests, a meta-analysis. Intelligence 67, 44 to 66. doi.org/10.1016/j.intell.2018.01.003
- Scharfen J., Jansen K., Holling H. (2018). Retest effects in working memory capacity tests, a meta-analysis. Psychonomic Bulletin and Review 25, 2175 to 2199. doi.org/10.3758/s13423-018-1461-6
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